妖かしロマンス 〜犬を助けたら異世界で目覚めました〜 (6)【電子書籍】[ くりおね。 ]

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<p>車に轢かれそうになっている犬をかばい、交通事故に遭ってしまった桃萌。

死を覚悟する桃萌だったが、次に目覚めるとそこは見慣れぬお屋敷で、事故の傷はすっかり癒えてしまっていた。

戸惑う桃萌の前に現れたのは「徳松」と名乗る見目麗しい青年。

「ここは幕府直属の妖御囲場。

妖専門の保護施設ですーー」 聞けば桃萌が助けた犬は化犬で、妖を助けたことで特別に、妖の力で甦ることができたのだという。

どうやらこの世界は、江戸の徳川綱吉時代によく似た異世界らしい。

元の世界への帰り方が分からない桃萌は当分の間、人間であることを隠して妖御囲場で働くことに。

しかし徳松を含め、妖御囲場の妖は人間を嫌っている者ばかり。

中でも妖御囲場のナンバー2である生琉は人間をひどく憎んでいた。

その憎悪は桃萌にも向けられ……。

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